簡単!相続税計算

 

平成27年の相続税法改正により、非課税枠の縮小され、最高税率50%から55%に引き上げられました。

相続税がかかる場合、被相続人の死後10ヶ月以内に税務署への申告と納付が必要です。

生前に対策を行うことも大切ですが、まずは相続税がいくらかかるのか計算してみましょう!


相続税の計算方法

1.基礎控除額の計算

基礎控除の計算式

3000万円+600万円×相続人の人数

(相続人の中に未成年や障がい者がいる場合は異なります)

4.一人当たりの課税価額を算出

3で算出した課税価格に法定相続分をかけて一人当たりの課税価額を算出(法定相続分については相続人は誰?を参照)

2.正味の遺産の算出

預金や不動産等の財産から借入金・未払のカード引き落としや電話代等を差し引いた金額が正味の遺産額となります。

5.相続人それぞれの税額を算出する

4で算出された一人当たりの課税価額に、下記の相続税算出表より該当する区分の税率をかけ、控除額を引く。2500万円であれば、3000万円以下の区分に該当するので2500万円に税率15%をかけて50万円を引きます。

3.課税価格を算出

正味の不動産から基礎控除を差し引いた金額が全体の課税価格になります。これがゼロ以下であれば相続税はかかりません。

6.税額を合算する

5を相続人全員分計算し全部足した金額が相続税額です。


(注意)

相続税算出のために一旦法定相続分で相続人各人の相続税額を算出しますが、実際の遺産の分け方や税金の負担する割合とは異なります。

税金申告を行い、「小規模宅地の特例による減額」「配偶者の税額軽減」などを利用すれば、税額の控除を受けることができます。

例:父親が亡くなり、相続人は妻一人、子二人です。残したのは1億円の自宅と1000万円の借入でした。相続税はいくらでしょうか?


1.基礎控除額の計算

相続人は三人なので 3000万円+600万円×3人=4800万円

4800万円が基礎控除(非課税の枠)

 

2.正味の遺産の算出

自宅1億円-借入金1000万円=9000万円 

9000万円が正味の遺産の額

 

3.課税価格を算出

正味の遺産9000万円-基礎控除の額4800万円=4200万円

4200万円が課税価額

 

4.一人当たりの課税価額を算出

法定相続分は妻1/2、子は1/4、1/4なので

 

妻 4200万円×法定相続分1/2=2100万円

子1 4200万円×法定相続分1/4=1050万円

子2 4200万円×法定相続分1/4=1050万円

 

5.相続人それぞれの税額を算出する

妻 2100万円×税率15%-50万円=2,650,000円

子1 1050万円×税率15%-50万円=1,075,000円

子2 1050万円×税率15%-50万円=1,075,000円

 

6.税額を合算する

 2,650,000円+1,075,000円+1,075,000円=4,800,000円

 

4,800,000円が相続税となります。

 


相続税対策いろいろ

教育資金の一括贈与(生前)

贈与税の配偶者控除を利用した生前贈与

生命保険の非課税枠の利用(生前)

小規模宅地の特例による減額(相続税申告時)