相続登記で名寄帳は必要?

皆様こんにちは。

 

司法書士の深田です。

 

今回は、相続登記において名寄帳は必要か?です。

 

相続登記の相談時に被相続人名義の不動産はこれです。

 

と、相談者が登記済証や固定資産税通知書を持参して頂く場合が有りますが、

 

当事務所では、費用がかかりますが名寄帳の取得をお願いするのを基本にさせて頂いてます。

 

名寄帳とは、日ごろ聞きなれない言葉だとは思いますが、簡潔に言えば市区町村に存在する、

 

被相続人名義の不動産一覧表のことです。(注1)

 

 

では、なぜ名寄帳が必要となるのでしょうか。

 

相談者が持参された被相続人名義の登記済証や固定資産税通知書だけでは、全ての不動産が網羅されていない場合が有るためです。

 

 

 

例えば、他の方との共有名義の私道(公衆用道路)、山林、古い建物等々において、市区町村が課税していないとか、

 

課税する価格ではない場合等々の事情でです。

つまり、登記済証や固定資産税通知書等において、被相続人名義の不動産を特定し、それに基づき遺産分割協議が成 立しても、その後、新たに被相続人名義の不動産が見つかった場合

 

再度、遺産分割協議をしなければならなくなるため、そのリスクを避ける意味でも名寄帳を取得して頂き、被相続人名義の不動産に漏れが無いようにするためです。

 

11月に入り、朝晩大分と寒い時期になりました。

 

 

季節の変わり目ですので、皆様には体調を崩したりされないよう、気を付けていただければ幸いです。

 

 

 

注1 1月1日時点において、市区町村における一覧表ですので、例えば、四日市市へ名寄帳を請求した場合には、桑名市・鈴鹿市等の他の市区町村での不動産に関しては取得できませんので注意が必要です。