相続登記をしないデメリット②

 

 司法書士の深田です。

 

 

 

 

 

今回は前回の続きで、受託した案件を解説させて頂きます。

 

 

 

相続の概要ですが、

(夫)甲野太郎(平成10年死亡)及び

(次男)甲野二郎(平成20年死亡)並びに 

(妻)甲野花子(令和1年死亡)の相続があり、最終の相続人は甲野一郎1名だけです。

 

 

 

 不動産の登記名義人は甲野太郎です。

 

 

 

 この場合の相続登記は、次のような3回の登記が必要になってきます。

 

  ①甲野太郎から甲野花子(持分4分の2)、甲野一郎(持分4分の1)及び甲野二郎(持分4分の1)への相続登記

 

  ②甲野二郎(①で相続した持分4分の1)から甲野花子への相続登記

 

  ③甲野花子(①で相続した持分4分の2及び②で相続した持分4分の1)から甲野一郎への相続登記(①の4分の1及び③の4分の3で、甲野一郎が登記名義人になります)

 

 

 

 平成10年に甲野太郎が死亡した時に、甲野花子、甲野一郎及び甲野二郎の3名の相続人間において遺産分割協議を成立させて、甲野一郎の名義にしておけば1回の相続登記(甲野太郎から甲野一郎へ)で済みましたので、いかに早めの相続登記をしておいた方が良いのかということがお分かりになったかと思います。

 

 

 次回も、他の案件に基づいて「相続登記をしないデメリット」を紹介させて頂きます。